英語の勉強法

 従来の教育体系である文法からはじめるという英語の勉強法は間違っています。かといってリーディングに偏重した勉強法も間違っています。

 私の紹介する勉強方は、文法、リーディング、リスニングを偏りなく勉強していくという方法です。新課程の受験生の中にはリスニングが加わって損した気分になっている方もいるかもしれません。しかし、それは間違っており、効果的な英語の学習をするために英語学習においてリスニングは不可欠なのです。リスニングが加わることにより、文法、読解など全ての英語の能力を効率的に、従来よりも短時間で高めることができるでしょう。

 私は、リスニングが加わる以前から、リスニングを勉強法に導入して英語の学習をしていました。私の英語の偏差値は、駿台の全国記述模試では80前後、東大型模試や京大型模試では70以上をキープしていました。受験時のTOEICは既に800をこえていましたが、私はネイティブではないですし、受験が終るまで英語圏の外国にいったこともありませんでした。ですから、やる気さえあれば誰にでもできる学習法であると思います。

 日々の勉強では、最初のうちは文法(構文の暗記)30分前後、長文読解+構文解釈40〜60分で1.5時間をめどに勉強していくといいです。もう少し時間が取れるなら、これに30分のライティングをくわえましょう。京大などの英語の和訳が多く出る大学を受験する人は、さらに30分の和訳演習の時間を加えます。

 当面は毎日これを繰り返し、英語の学習になれて来たら(2〜3ヵ月後)、構文解釈を徐々にリーディングとリスニングを組み合わせた勉強に変えていきます。この勉強方法は、CDで文章(長文)を文章を見ずに繰り返し聞き(最初は全く読み取れなくてOK)、その後、文章を見てリーディングを行い意味を把握した後に、今度は文章を見ながらリスニングを行うというものです。細かいないようについては、またリーディングの勉強方法のところで紹介します。

 もう一つ大事なことですが、辞書に関してなのですが、私は受験生のときはほとんど辞書をひいたことは無いです。辞書を使い始めたのは翻訳の仕事をはじめたころからです(しかも、意味は調べることはあまり無く、名詞が可算or不可算蚊を調べるぐらいにしか使いません。)。

 受験用の問題集には大抵重要な単語の意味や、和訳が付いているので、それをみればよく、一々時間をかけて英単語の意味をひくのは時間の無駄だと思っていました(今もそう思ってる)。そもそも受験生は英語の勉強だけではなく他の科目の勉強もしないといけないのに、一々辞書をひいていたら貴重な時間が失われてしまいます。辞書をひかなくても、多読により繰り返し文脈の中で目にし、それをを和訳と対応させることで、単語の正確な意味が把握できるようになるし、受験英語で十分な学力を身につけたり、もしくはコミュニケーション能力を身に付けたいのであれば、辞書にあるような細かいことを一々知らなくても問題ないです。私達自信、日本語を身に付ける際に一々日本語の辞書をしなくても十分な日本語能力を身に付けることができていることからも、私の行ってることがあながち嘘ではないと分かると思います。

 私が受験生時代に私が辞書を使っていたのは、和訳がついていない問題を解いていて、分からない言葉があるときぐらいでした。私自身、和訳がついていないような問題集をやったことが無いので、辞書はあまり結局使うことがなかったというわけです。たまにひいても、電子辞書を使って時間をあまりかけないようにしてました。私は基本的に電子辞書のほうをすすめるのですが、本の辞書を希望するなら「ジーニアス」が例文が多くおすすめです。単語がたくさんあるのがいい!という人には「リーダース」がおすすめですが、これを受験に用いる必要性は皆無です。 

 おすすめの辞書

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ジーニアス 受験生におすすめできる辞書といえばこれしかないです。例文が多く、意外とマニアックな単語もあります。

受験時代だけでなく、大学にはいってもまだまだつかえるのは、この手の辞書ではジーニアスぐらいしかないです。

ジーニアス以外の辞書を進める教師は、もぐりかマニアか裏で金をもら・・・のどれかとしか思えません。

ジーニアス英和辞典  
シャープPW-A8200 高校生・大学生・社会人にも最もおすすめの電子辞書はこれです(定番)。広辞苑・ジーニアスが入ってます。

右のリンクだと48パーセントオフです。

SHARP PW-A8200-W 電子辞書...  
リーダーズ 受験生は持っておく必要はないですけど、英語フェチならどうぞ。英語を学ぶ大学3〜4年生や院生におすすめです。例文が少ないですが専門的な英単語もかなりのレベルまで載ってます。 リーダーズ英和辞典  
Contemprary 私のおすすめの英英辞典です。受験生にはもはや無用です。英語を本格的に学びたい人はどうぞ。受験生もこれを持って自習室に行くとかっこいいかもしれません。重いけど。 Longman Dictionary of Contemporary...  

 それでは各々の要素の学習法について具体的に言及していきましょう。 

 文法について

 文法は、これに偏重しすぎてはいけませんが、やはりそれなりに身につけなくてはいけません。毎日こつこつ覚えていくようにしましょう。

 この際以下の二冊のうち一方を用いるといいです。一気にたくさん詰め込もうとしても。それはどんな人間にも無理なことなので、文法勉強時間は、1日長くても30分程度にしましょう。30分前後で、20個くらいの構文を紙に書いて覚えるといいです。構文を覚えることはらいライティングの能力を高めるのにも非常に役立ちます。勉強したページにはチェックをつけておいて、次に勉強する際に、さっと目を通すだけでもいいから必ず復習するようにしましょう。そうすることで記憶の定着率は全く異なります。

 文法の学習は細切れの時間でやっても構わないので、授業の休み時間や電車の中でやっても大丈夫です。空いている時間を組み合わせて、合計で30分ぐらいになれば十分です。

 おすすめの文法書

書名

内容

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大学入試英語頻出問題

総演習即戦ゼミ 

受験生にとって、文法の本といえば、まさにこれが定番です。

これを覚えれば文法に関しては、受験では十分すぎるほどの力がつきます。

索引がついているので、調べやすいのもいいです。

大学入試英語頻出問題総演習即戦ゼミ  
新・英文法頻出問題演習 駿台の英頻です。現在は改悪され二冊のタイプになってますが、

改悪される前の一冊のほうのタイプがおすすめです(右リンクにあります)。

この本は難度が高く文応の根本から勉強できる感じです。

英検一級やTOEICでハイスコアを出したい人の中にも、この本で文法をやっている人

がいるくらいです。索引がついていないので、ある程度の英語力があり、将来的に英語

を身につけていきたい人に向いています。

受験だけで、英語とおさらばたい人には上のそ即戦ゼミのほうがいいでしょう。

新・英文法頻出問題演習駿台受験シリーズ  

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