数学の勉強法
私個人の情報と、医学部に受かった友人達の数人から得た情報とをあわせて、いかに二次試験対策を視野に入れた数学の勉強法を紹介します。まず最初に、誰にも共通する意見ですが、数学は受験科目の中でも、「完成までに最も時間がかかる」ということは念頭においておいてください。私個人の意見では、数学に関しては、地方の国立医学部の合格レベルに達するまでに最低1年、旧帝医学部の合格レベルに達するまでに最低2年かかると思います。理科と異なり、数学・英語・国語は時間がかかるので、高校生の方は一〜二年のときはこの後者の3教科に特に力を入れるべきでしょう。
受験の数学について
受験レベルの数学は、全てとはいいませんが、大半がパターン問題、もしくはパターン問題の組み合わせです。入学試験ではパターン問題さえきっちり解けば、数学に関しては東大や旧帝クラスの医学部でも、得点は合格圏に達します。基本的には数学の簡単な大学で8割以上、数学の難しい大学で6割以上解けば問題ありません。
よく、数学の問題は完答しなくてはならないと思う人がいますが、これは間違っており、問題1題ごとについては、難度が高い問題では半分程度、難度の低い問題で9割〜10割解けばいいのです。
受験の数学で大切なこと
したがって受験の数学において大事な能力は、
1、基本的なパターンを完全に記憶しておくこと
2、問題の難度を見抜くことができること
3、計算力
以上の3つです。
試験会場でやることは、簡単と難度の高い問題を見分け、簡単な問題を確実に解き、難度が高い問題をできるだけ(5割以上)解く。
これだけです。
1、については、「黄チャート」「青チャート」「大学への数学1対1対応」のいずれか一種を用繰り返しパターンを覚えれば、黄チャートでは旧帝レベル(東大京大を除く)・「青チャート」「1対1対応」東大も含め、どのような大学でもほとんど全てのパターンをマスターできます。
本の名前 |
管理人コメント |
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黄チャート |
青チャートよりやや簡単め。 網羅性が高く、解説も丁寧でわかりやすい。 数学の勉強をはじめる人で、数学が苦手な人におすすめ。 |
解法と演習数学I+A―新課程チャート式 |
青チャート |
問題数が多く網羅性が高い。解説は丁寧でわかりやすい。 黄チャートよりレベルが高く、 あらゆる大学に対応する力がつく。難度がやや高く問題数が多いので、 数学がある程度でき、時間がある人に向いている。 |
基礎からの数学I+A―新課程チャート式 |
大学への数学 1対1対応演習 |
青チャートよりは問題数が少ない。必要なパターンは網羅されている。 解説もチャート式に比べ少ない(要点はきっちり抑えてある)。 数学がある程度でき、手っ取り早く基礎を完成させたい人に向いている。 管理人のおすすめ。 |
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パターンを網羅するための問題集の使用法ですが
数学が苦手な人は
黄色チャート→青チャートor一対一対応→やさしい理系数学
黄色チャート→やさしい理系数学(勉強方法その2を参照)
数学がある程度できる人は
青チャート→やさしい理系数学
一対一対応→やさしい理系数学
といった感じですすめていけばいいでしょう。
2、2ついてはパターンをある程度マスターした後に、いろいろな大学の大学入試の過去問(赤本でOK)を時間制限を設けて繰り返し解くことにより、
問題の難度を見抜くことができるようになります。問題を解くときに、その問題の難度がどれくらいのものなのか考えながら解くことが大事です。
3、については、基本的なパターンの網羅をする際、時間制限を設けて過去問を解く際に、どんな問題でも確実に自分の手で計算をするように注意することで計算力は身につきます。
計算力は、問題を解くための時間短縮に極めて重要なので、日ごろから計算力を身につけるよう注意してください。意外と盲点になっているが、計算力は、2次試験だけでなくセンター試験の得点にも多大な影響を与えます。
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