数学の勉強方法
「黄チャート」「青チャート」「一対一対応演習」で基本的なパーターンを網羅したら、今度はOUTプットの訓練をはじめます。つまり、実際に自分で問題を解く訓練をはじめるのです。「黄チャート」「青チャート」「一対一対応演習」は5〜10分考えて分からなかったら解説を読み覚えてしまえばよかったのですが、OUTプットの訓練でそれをやると、訓練にならないので気をつけてください。OUTプットの訓練の際には最低20分〜30分ぐらいは自分の手を動かし計算して考えるようにしましょう。突然勉強方が変わるので慣れるまではつらいかもしれないですが、自分の手を動かし考えるというのは、極めて重要ですので慣れるまでたえてください。ある程度慣れると苦痛は感じなくなり、考えることが楽しくなるはずです。
なお、OUTプットの訓練でも、間違った問題集の復習は大切です。間違った問題はチェックしておき復習するようにしましょう。
それではOUTプットにおすすめの問題集を紹介します。
書名 |
内容 |
詳細・購入 |
やさしい理系数学 | 旧帝非医学部・旧六クラスの医学部受験生までにおすすめの問題集です。 パターンを完全に網羅した上でこの問題集でOUTプットの訓練をすれば、 旧帝非医学部・旧六クラスの医学部の合格圏にまで学力が上がるはずです。 200題あります。数VCまで全分野を含む。 |
やさしい理系数学50テーマ・15...河合塾SERIES |
ハイレベル理系数学 | やさしい理系数学をさらに難しくしたバージョンです。旧帝医学部で合格ライン にまで学力を高めたい人向けです。200題あります。やさしい理系数学をやった 後に、この問題集に手をつけるようにしましょう。数VCまで全分野を含む。 |
ハイレベル理系数学50テーマ...河合塾SERIES |
闘う50 | 毎年の良問を50題集めた問題集。解説がかなりしっかりしていて、解法が豊富。 黄色(数冊)と黄色からさらに難問を集めた赤色のものが1冊あるが、黄色を3〜4 冊やれば十分である。この問題集に入る前に、やさしい理系数学ぐらいはマスター しておきたい。数VCまで全分野を含む。 |
闘う50題 数学...SEG Brush Up Series |
月刊大学への数学 | 毎月出される。一年間で全分野や完結する。一冊1000円ちょいで毎月買う とお金がかかるが、数学の問題集としてかなり優れている。 基礎力養成レベル(やさしい理系数学レベル)の問題、日々の演習、 演習問題シリーズ(ハイレベル理系数学レベル)、学力コンテスト(新数学演習 レベル)が掲載されている。毎月3分野ずつが扱われるが、苦手な分野が扱わ れている月のだけを購入して弱点克服に使っても良いし、毎月購読して全分野 の磨きをかけるのも良い。融合問題が多いのもこの本の特徴。一年間やれば10 00題をはるかに超える問題数になる。 |
東京出版で探してください。 |
新数学演習 | 市販されている問題集の中で最も難度が高い。理V、京大医学部受験生向け。 よほどの数学好き以外、その他のレベルの受験生はやる必要ない。 この問題集をやる場合、解説にある☆つきの解法はぜひマスターしておきたい。 受験においてかなり役立つ。難度がたかすぎるので★は覚える必要はない。 300題くらいあり、数VCまで全分野を含む。 |
東京出版で探してください。 |
難度の関係は、やさしい理系数学<月刊大学への数学=ハイレベル理系数学=闘う50<新数学演習
参考書の用い方としては
やさしい理系数学→過去問演習
やさしい理系数学→ハイレベル理系数学or闘う50or月刊大数→過去問演習
やさしい理系数学→ハイレベル理系数学or闘う50or月刊大数→新数学演習→過去問演習
といった感じになります。
過去問演習について
数学の問題集は分野ごとに問題がわかれており、難度が高い問題に何らかのチェックのようなものがついていることもあるので、実際の過去問演習により、自分で問題の難度を見極める訓練や適切な時間配分を行う訓練をしなくてはいけません。過去問演習は最低でも2〜3ヶ月はやりたいです。できれば、過去問演習に半年ぐらいの時間が取れるといいです。
ランキングをクリックお願いします。