TOEICの題問ごとの対策について考えてみたいと思います。
・まず始めに
TOEICでは、問題冊子にはメモをとったり、何かを書き込んではいけないという指示があります。問題冊子に何かを書き込むとテストが無効になるという噂を聞いたことありますが、それはあくまで噂ではないかと思います。少なくとも、私はいつも答えを問題の横に記しておいて、まとめてマークをしていますが、これまでテストが無効になったことはありません(たまたまかもしれませんが)。
リスニングセクション
リスニングは一度できるようになるとリーディングセクションのように時間に追われることも無く、高得点を取ることができます。お金にゆとりが多少あるなら、リスニング用の機器などを購入して、勉強するのがいいでしょう。機材については下のほうを参照してください。
・PARTT「写真描写問題」
リスニングで一番点のとりやすい部分です。各設問の間までに何秒か時間がありますので、次の写真を見ておくのが常套手段です。すぐに答えを出すことができれば、PARTV、PARTWの設問にまで目を通しておくと、VとWでの得点がしやすくなります(本当はこんな事をやらなくても、得点できるような英語力が求められているのでしょうが)。
・PARTU「応答問題」
問題文(会話)、解答の選択肢ともに口頭です。どんどん、聞いて答えていくだけですが、テンポが速く、一度つまると連鎖的に失点する可能性が最も高い部分だと思います。分からない問題があっても、それにこだわらず、次の問題に集中することが大事です。分からなかった部分は、迷わず適当にマークしておいた方が、失点を少なくすることにつながります。時制のひっかけに気をつけましょう。仮定法などが出てくることがあります。
・PARTV「会話問題」
問題の会話が読まれる前に、問題冊子の問題と選択肢に目を通しておくことが重要になります。予め、目をすばやく通す訓練もしておかないと、本番では半分くらいしか目を通すことができなかったということになるので気をつけましょう。真の英語力がある人はそんなことやらなくても点が取れるのでしょうが、現在の私には無理です。
英文が読み上げられてから、次の問題に入るまでの時間が意外に短いので、問題を聞きながら解かないと、問題を解いていないうちに、次の英文が読み上げられることになるので、これも気をつけたほうがいいでしょう。
・PARTW「説明文問題」
PARTVと同形式の問題ですが、問題文がやや長いです。慣れてくるとVよりは得点がしやすいです。注意すべき点は基本的には、Vと同じです。
リーディングセクション
ある程度慣れてくると、リスニングよりリーディングセクションの方が難しく感じてくることだと思います。実際、リーディングセクションは問題数が多く、私も得点をあげるのに苦労をしました(現在も苦労していますが)。
・PARTX&Y「文法・語彙」
XとYは私が最も苦労した部分です。ここで重要なのはとにかくスピードです。テンポ良く解いていきましょう。この部分で時間がかかると、次のPARTZで絶対に時間が足りなくなります。リーディングセクションではここでいかに時間を節約するかが重要なポイントになります。目安としては一問30秒以内、PARTX&Yで25分〜30分以内に解きましょう。
時間を節約する方法としては、何よりもTOEICの文法問題に対する慣れのようなものが大切になります。この部分では、似た様な問題やTOIC独特のクセがある問題が出題されるので、繰り返し問題をやっていれば、時間に比例して、正答率、スピードが上がっていくでしょう。
私も昔はそうでしたが、「文法・語彙」でよく考え込む人がいますが、考え込んでも解ける保障の無い「文法や語彙」に考え込み時間をかけるよりも、考えれば確実に答えが出てくるPARTZ「読解」に時間をかける方が賢明であると言えます。
TOEICで980をとっている私の友人の話だと、慣れれば、分からなくても、TOEIC特有の形式から答えが導き出せるということです。
・PARTZ「読解」
リーディング「読解」の問題です。メモ、納品書、手紙、広告などを読んで四択の選択肢から答えを選ぶ形式です。ここでは、全体を読んで理解するのではなく、答えを探すことが重要になります。したがって、選択肢の問題文を先に読み、与えられた文章見目を通しましょう。一つの文章に対し2〜3この設問がありますが、答えが見つかったら、最後まで文章は読まず、とっとと次の問題にうつり、時間を節約しましょう。
ここでも独特の形式の文書がでてきますので、TOEICの形式に慣れておくことが重要になります。